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2022.4.15沖縄活動中間報告

 

【2022.4.12 沖縄支援活動報告2(中間報告)】

 

【経過】

 

2021年8月、小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」の噴火で発生した軽石が、沖縄県内各海岸に漂着し観光業・漁業・マリン関係に甚大な被害をもたらしました。当団体として被害を確認し、沖縄県内各市町村、社会福祉協議会や関係機関と連絡の上、必要な支援を検討し、沖縄県内への支援活動を始めました。

 

11月下旬、現地視察の上、恩納村社会福祉協議会からの要請に応える形で12月からの恩納村軽石清掃ボランティアセンター設立および運営に協力しました。

その後、当団体からの呼びかけを見た愛知県にある高等学校生徒会から軽石清掃への支援金をお預かりし、また北海道の中高校生たちが土のう袋に応援メッセージや絵を描き、現地に送ってくれました。

 

今年1月に入り、コロナ禍による活動休止がありましたが、3月に沖縄県におけるまん延防止等重点措置の解除が行われるのと同時に恩納村社協による清掃活動が再開されました。それとともに関心を持ち協力してくれた高校生を沖縄へ招待し、軽石の活用方法や海の環境問題を考えるとともに現地の方々と交流する「沖縄軽石環境交流プロジェクト」を立ち上げました。

 

3月下旬、愛知県および北海道の高校生とともに、沖縄科学技術大学院大学の准教授また沖縄県博物館・美術館主任学芸員との意見交換を行い、その模様が沖縄県の報道機関「RBC琉球放送」にて紹介されました。また軽石清掃も実際に行い、現地住民の方々との交流を深めました。

 

RBC琉球放送「興味深い」県外の高校生 軽石問題学ぶ(2021.3.31)

 

今後も継続して支援活動を行ってまいります、応援依頼は下記に記載しております。ご協力をお願い申し上げます。皆様にもこの活動を支えていただきたく、ぜひご協力をお願いたします。

 

【①資機材のご協力願い】

1・土のう袋 100枚以上

2・アルミスコップ(先端がアルミの角スコ)

3・軽石と白い砂を分けるための ふるい(網の目が少し荒いもの) ザルなど

4・園芸用スコップ

5・軍手、ビニール手袋(家庭用)、革手など

 

【②活動者の送迎や資機材の購入などの社協軽石除去ボランティアセンターへの寄付など】

恩納村社会福祉協議会へ直接、清掃の活動資金として、ご寄付などお願い致します。

 

【③恩納村などで、団体活動など行っているグループなどへの広報等周知への協力依頼】

 

①②③いずれも、恩納村社会福祉協議会ホームページにてご確認ください。

 

【④サポーター ユナイテッドかながわ への活動資金へのご協力願い】

※沖縄でのサポーター活動資金へのご寄付をお願いいたします。

(オキナワ・氏名 にてご記入の上お振込みをお願いいたします。)

 

【振込先1】   ゆうちょ銀行 (銀行コード:9900)  記号 10920  番号 07174751

口座名義 ユナイテッドカナガワ

 

【振込先2】  横浜銀行 (銀行コード:0138)   大和支店 (店番:621)

普通口座 口座番号6238020   口座名義 ユナイテッドカナガワ

 

【※問合せ等ございましたら下記へ、恩納村社会福祉協議会サポーター】

特定非営利活動法人 ユナイテッドかながわ

沖縄担当  市原

TEL:090-9349-5410

Email:info.united.kanagawa@gmail.com

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◎これまで支援を行った内容および支援先等◎

【行政関係:沖縄県内(6市町村、1社会福祉協議会)(資機材の支援など)】

・今帰仁村役場(なきじんそん) 住民課環境衛生係 土嚢袋1600枚、スコップ10本、ふるい10個、など

・本部 役場 (もとぶちょう) 農林水産課   土嚢袋1600枚、スコップ20本、ふるい10個、など

・大宜味村役場(おおぎみそん) 建設環境課 土嚢袋1600枚、スコップ10本、ふるい10個、など

・恩納村役場 (おんなそん) 建設課      土嚢袋1600枚、スコップ10本、ふるい10個、など

・名護市(なごし)     総務課         土嚢袋500枚など

・うるま市(うるまし)  危機管理課       土嚢袋1000枚など

・恩納村社会福祉協議会             土嚢袋1,000枚 シャベル、すくい、一輪車、その他

(中間支援団体として、軽石清掃ボランティアセンターへ協力)

 

【軽石除去支援活動グループ(2活動グループ)】

・沖縄県国頭郡恩納村 ノウィキ嘉志子さま土嚢袋800枚、ふるい、園芸用シャベルなど

・沖縄県国頭郡恩納村 Noha asakoさまグループ 土嚢袋800枚 シャベル他

 

【調整、連携、打合せ等を行った関係機関】

・沖縄県福祉政策課

・沖縄県環境整備課、軽石グループ(担当)

・内閣府沖縄総合事務局

・OCCN(海浜清掃のネットワークグループ)事務局は第11管区海上保安本部

・沖縄県環境整備課

・環境省

・内閣府沖縄総合事務局

・第11管区海上保安本部

・沖縄クリーンコーストネットワーク(OCCN事務局)第十一管区海上保安本部 警備救難部 環境防災課内

・美ら海振興会 会長 沖縄県那覇市など、マリン関係店 100店舗程度

・沖縄県共同募金会

 

【調整、打ち合わせ等を行った社会福祉協議会】

・沖縄県社会福祉協議会  県総合福祉センター内  ボランティアセンター

・名護市社会福祉協議会  ボランティアセンター

・うるま市社会福祉協議会

・恩納村社会福祉協議会

・本部町社会福祉協議会

・今帰仁村社会福祉協議会

・糸満市社会福祉協議会

 

【議員などとの連携や打ち合わせ】

・沖縄県県会議員

・うるま市市議会

・名護市市議会議員

・沖縄市市議会議員

・恩納村村会議員

 

【市町村社協から当団体への依頼内容】

一般ボランティア含む、軽石除去へのボランティア活動者などやグループ、団体などを今後求めるにあたり、恩納村軽石清掃ボランティアセンターの設立に対し、運営含む準備などの協力を求めたいとの旨、恩納村社会福祉協議会、本部町社会福祉協議会、うるま市社会福祉協議会、沖縄県社会福祉協議会などと調整を行い、12月2日から恩納村軽石清掃ボランティアセンターの設立に協力。

 

11月15日から、各沖縄県内行政へ、資機材の提供を開始(上記6市町村と活動グループなどへ)、順次、通販会社などへの注文を行い、発送。

 

この間関係機関との電話等での対応や情報収集、ほか

11月18日 神奈川新聞社記事掲載

ニュースエブリイ 報道

 

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◆1回目の沖縄視察◆

11月22日沖縄県内軽石の被害状況視察と共に、各行政や関係機関へ出向きました。

 

11月22日沖縄県入り、糸満にて市民グループと意見交換、大宜味村行政へ訪問、現地視察

 

11月23日恩納村で活動している軽石除去グループと共に軽石除去作業1日間

恩納村少年野球グループと除去作業お手伝い、当団体からの資機材使用

 

11月24日本部町行政担当訪問(本部町町長や副町長などもご対応いただきました。)

本部町視察  今帰仁村行政担当訪問、今帰仁村視察

恩納村行政担当訪問、恩納村視察

この間社会福祉協議会や、関係機関との電話等での

対応や情報収集、ほか

 

11月25日沖縄県社会福祉協議会訪問、打合せほか  神奈川へ帰路

 

11月26日以降神奈川県内にて、県や社協など行政関係機関へ報告

沖縄の情報収集や支援物資募集など行い、各行政などへ発送なども行いました。

その後、恩納村社会福祉協議会で、軽石除去等の清掃ボランティアセンターを開設したいとの連絡を頂戴し、神奈川県内(関係機関との)調整の上、再度沖縄県へ。

 

◆2回目の沖縄視察◆

11月30日 沖縄県へ沖縄県内のボランティアグループとの調整

OCCN(海浜清掃のネットワークグループ)事務局は第11管区海上保安本部

美ら海振興会(那覇市)などと調整

恩納村社会福祉協議会へ伺い、意向の確認と今後の支援等について打合わせ

 

12月1日 恩納村行政と調整し、軽石除去清掃ボランティアセンター設立を決定

恩納村社会福祉協議会などと詳細打ち合わせなど行う。

 

12月2日 恩納村社協にて、沖縄県社会福祉協議会担当などとの打ち合わせ

恩納村社会福祉協議会 軽石清掃ボランティアセンター設立

恩納村社会福祉協議会ホームページにて広報開始

 

12月4日(土)から、第1回目のボランティア募集を開始し活動に入る。

 

◆3回目の沖縄活動と視察◆

1月6日 恩納村社会福祉協議会訪問

 

1月7日 恩納村社会福祉協議会で、沖縄科学技術大学院大学 御手洗准教授とZoomでの

軽石と環境についてなどのお話をお伺いしました。

社協の方々と共に多くの問題があると共通認識が出来ました。

 

1月8日 恩納村社会福祉協議会軽石清掃ボランティアセンターへ参加、共に清掃活動を行う。

その後コロナ感染症等のまん延防止等措置が始まり、センターも休止となりました。

 

◆4回目の沖縄視察◆

3月27日 沖縄入り

 

3月28日 沖縄にて 愛知県 東邦高等学校生徒 2名 札幌市立開成中等学校生3名を受け入れ、恩納村社協へ、社協にて軽石清掃ボランティアセンターなどの説明等を行っていただき、交流などを行わせていただきました。

以下、恩納村社会福祉協議会HPよりのご報告です。

 

【3/30(水)宇加地海岸軽石清掃ボラ報告】

主催:恩納村社会福祉協議会    後援:恩納村役場

実施日:3月30日(水) 10:00~11:00

場所:宇加地海岸      参加者:21名      土嚢数:200袋(軽石)

 

【メッセージ】

本日の活動は、3月28日よりNPO法人ユナイテッドかながわ主催の「沖縄軽石環境プロジェクト」に参加している、愛知県東邦高校の生徒・先生3名、札幌開成中等教育学校の生徒3名が、軽石清掃ボランティアに参加してくださりました。高校生たちは、28日 恩納村社協にて軽石清掃ボランティアセンターについて知り、29日 午前中にOISTにて軽石や環境問題をOIST御手洗教授、沖縄県博物館・美術館 宇佐美先生から学び、午後は恩納村村長を表敬訪問しました。30日 宇加地区区長と地域住民の方から軽石やごみの問題などについての思いなどを聞き、実際に軽石清掃ボランティアに参加していただきました。恩納村の軽石の現状や問題、高校生のボランティア活動に対する思いなど、同行する恩納村社協職員も良い勉強となりとても楽しい交流をさせていただきました。このような機会を作ってくださった、NPO法人ユナイテッドかながわの皆様ありがとうございました。

 

まだまだ、軽石は漂着している状況ではありますが、恩納村で回収した分は、他の地域に流れていくことはないのでご安心ください。コツコツと活動を継続できるよう皆様のご協力お願いいたします。活動に参加してくださった皆様に感謝❕

 

今後のボランティア活動については、コロナ感染者状況により変更する場合もございますが、活動予定表をホームページ上にアップしたいと思いますのでご確認の程よろしくお願いします。

 

3月30日の参加団体・個人の皆様(順不同)

 〇 個人ボランティアの皆 様

 〇 愛知県東邦高等学校 様

 〇 札幌開成中等教育学校 様

 〇 NPO法人ユナイテッドかながわ 様

 〇 谷茶の丘.雅 様

 

※ センター設置期間内は、個人・団体の皆様の参加予約受け付けています。申込等よろしくお願いいたします。

 

3月30日 沖縄を後にし、帰路につきました。

今回沖縄軽石環境プロジェクトにご協力いただきました皆様、大変ありがとうございました。また参加いただきました高校生の皆さん、引率の先生、ありがとうございました。

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沖縄県現地では、現在も清掃活動を実施しています。当団体としても今後も継続して支援活動を行ってまいりますので、活動資金および資機材などのご支援について、どうぞご協力お願い申し上げます。

特定非営利活動法人ユナイテッドかながわ

代表理事 市原 信行

※PDF版報告書もあります。ご希望の方は直接ご連絡ください。

ユナイテッドかながわ事務局(安澤)

info.united.kanagawa@gmail.com